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うさぎにぶどうやレーズンはあげてはいけない?急性腎不全の可能性

以前バナナは危険との記事を書いたのですが、今回は秋の味覚ぶどうについてTwitterでご質問をいただいたのでこちらにまとめてみたいと思います。

うさぎにバナナは毒。与えてはいけない果物

結論から言うと、うさぎにぶどうをあげると、うさぎによっては死ぬかもしれません

糖質と水分量が多い

以下の表によれば、ぶどうはバナナの次に糖質が高い果物です。


出典:https://diamond.jp/articles/-/14958?page=3

糖質をとることでうっ滞や鼓張症を起こしやすくなるのですが、この表の数値は、およそ10粒での値なので、1粒分の1.5g程度をたまにあげる分にはすぐに危険ということはないと思います。

糖質=炭水化物は、生き物にとって必須の栄養素です。

牧草やペレットにも糖質は含まれていて、うさぎにとってはこれだけで十分な量の糖質を摂取できます

うさぎ自身で分解できないセルロースなどの糖質は、盲腸内の細菌が分解してくれます。

糖質を過剰にとると、腸内細菌がその糖質を分解するために異常発酵を起こしてしまい、消化不良を起こして、腸炎やうっ滞、腸性毒血症の原因となることがあります

高齢になったうさぎは、若い頃に比べると消化機能も低下しているので、前は少量食べて平気だったとしても、うっ滞などの症状を起こす可能性が高くなります。

MEMO

昔は果物は少量与えてもいいと言われていましたが、最近は、バナナに限らず果物全般の糖質がうさぎには良くないという見方に変わってきています。

水分量も多いので、たくさん食べると糖質と水分でお腹を壊しやすくなるということはあると思います。

また、糖分で虫歯になりやすくなる、ということもあります。

尿結石になりやすくなる

ぶどうやレーズンの大量摂取によって、結石の原因となる「シュウ酸カルシウム」が形成されやすくなります。

ただし、これも一定期間に大量摂取した場合です。

普通は毎日何粒も食べさせるなんてことはしないと思うので、そこまで気にする必要はないのではないかと思います。

(尿結石はアルファルファのほうがよほど危険な気がします。)

犬で急性腎不全による死亡例

2001年頃から、犬がぶどうを食べたことで急性腎不全を起こす例が、世界各地で散見されています。

中にはそれによって死亡するケースも出ています。

体重2.5kg のマルチーズが、種なし小ブドウ約70グラムを食べて急性腎不全で死亡した事例

ただ、症例自体が非常に少ないため、具体的にどういった原因で症状が起こるのかについてはまだ分かっていません。

巨峰やマスカットなど、ぶどうの種類による違いなども不明で、同じ犬種の犬が同じ量のぶどうを食べても中毒を起こさないことも多いため、犬の個体差や特異体質的なものである可能性が高いと思われます。

この犬の例から、猫やうさぎでも同様のケースがあり得るとして、ぶどうは危険だと結論付けられている状況です。

(猫でもぶどうによる急性腎不全の症例もあります。)

鳥取県にある加藤どうぶつ病院さんのサイトでは、1例だけぶどうの多給が原因と思われる腎障害、貧血、食欲不振になったうさぎを診たことがあるそうです。

参考 ぶどうを食べさせてはいけません。加藤どうぶつ病院

また、こちらのサイト(https://dog.benesse.ne.jp/withdog/content/?id=14519)では過去の症例から、体重1.5~2㎏程度のチワワなどの小型犬の場合、巨峰1粒、デラウェア3粒から中毒の危険性があるとのことなので、うさぎの場合もそれ以下で中毒の可能性があることになります。

まとめ

犬にはじまり、猫でもぶどう・レーズンの中毒症が確認されています。

具体的な発症のメカニズムが解明されていないため、どのうさぎがどのタイミングでぶどう中毒(急性腎不全)を起こすか分かりません。

(その意味ではバナナより危険です。)

腎臓は一度傷付くと、本来の腎臓の働きをしなくなる部分が出てきてしまい、その働きが弱まってしまいます。

あげていいか分からない以上、ぶどう・レーズンはうさぎにあげるべきではないでしょう。

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